Wi-FiルーターとLAN配線を新築図面で確認する|置き場所と空配管
回線引込、ルーター、情報分電盤、有線LANを家の使い方に合わせて計画します。
住宅会社から受け取った最新版の資料を手元に置き、該当する箇所へ印を付けながらお読みください。個別計画の安全性や法令適合は、担当建築士・住宅会社へ確認してください。
Wi-Fiは、家の広さだけでなく、壁や床の材質、階数、機器の置き方で届き方が変わります。図面段階では、家の中央に置けるか、電源と回線を確保できるか、有線でつなぎたい場所があるかを確認します。
機器の流れを一本にする
一般的には、屋外から引き込んだ回線がONUなどの機器へ入り、ルーター、必要に応じてスイッチングハブ、各室のLAN端子へつながります。採用する回線や機器で構成は変わるため、住宅会社と通信事業者へ次を確認します。
- 回線の引込位置
- ONU・ルーター・ハブを置く場所
- 必要なコンセント口数
- 配管とLANケーブルの経路
- 各室のLAN端子の位置
- 機器交換や増設ができる空間
収納内へ置くときの注意
見た目は整いますが、金属製の箱や厚い壁、閉じた収納は通信や放熱へ影響することがあります。ルーターを情報分電盤の中へ収める前提にせず、外へ出して置ける配線口や棚を用意する方法も検討します。
有線LANを優先したい場所
在宅勤務の机、テレビ、ゲーム機、録画機、アクセスポイントなど、通信の安定性を重視する機器は有線接続を検討します。家具を置いた後も端子へ届き、ケーブルが通路を横切らない位置にします。
将来用の空配管
すぐにケーブルを通さない場所でも、配管と呼び線を設けられる場合があります。配管径、曲がり、行き先、将来通せるケーブルの種類は、電気担当者へ確認してください。「空配管あり」だけでなく、どこからどこまでかを図面へ残します。
生活の中心が変わることも想定する
子ども部屋を将来仕事部屋にする、テレビ位置を変える、屋外カメラや太陽光関連機器を追加するといった可能性もあります。全部屋へ過剰に配線するのではなく、変更しにくい経路を優先して準備します。
情報機器を一か所へ集めすぎない
ONU、ルーター、ハブ、録画機器などを収納へ集約する場合は、機器の台数、電源口数、配線の曲げ、放熱、交換作業を確認します。奥行きの浅い棚や密閉収納では、ケーブルやACアダプターが納まらないことがあります。
Wi-Fiは建物の形、壁材、床、家電、周囲の電波によって届き方が変わります。図面だけで通信品質を断定せず、ルーターを置きやすい中央寄りの場所、有線LAN、追加アクセスポイント用の電源・配線を組み合わせて考えます。
LAN端子と空配管は行き先を残す
各端子がどの部屋とつながるか、配管の両端がどこに出るかを図面へ記載してもらいます。空配管は管径、曲がり、通線の可否、呼び線の有無を確認します。引き渡し時には、配線系統図や端子のラベルを受け取れるか聞いておきましょう。
よくある質問
ルーターは情報分電盤の中に入れてよいですか?
収納寸法、電源、放熱、電波、ケーブル、交換作業を確認してください。密閉された金属製ボックスなどではWi-Fiへ影響する場合があります。
全部屋にLAN端子を付けるべきですか?
在宅勤務、テレビ、ゲーム、アクセスポイントなど有線接続したい場所を優先します。将来用は端子・空配管・電源のどこまで準備するかを費用と合わせて決めます。
図面や契約内容の最終判断は、住宅会社・建築士・必要に応じて法律や住宅相談の専門窓口へご確認ください。


